CLHシリーズと、従来のイメージングレンズの違い
内視鏡用イメージングレンズの特性

ILW、ILHレンズの収差特性
IL : Longitudinal Spherical Abberation
ILW、ILHレンズの収差特性
IL : Transverse Spherical Abberation
ILW100(φ1mm)の透過波面

ILW050(φ0.5mm)の透過波面
CLHシリーズの収差特性

CLHレンズの収差特性
CLH : Longitudinal Spherical Abberation
CLHレンズの収差特性
CLH : Transverse Spherical Abberation
CLH200(φ2mm)の透過波面

CLH100(φ1mm)の透過波面

CLH050(φ0.5mm)の透過波面

CLE050(φ0.5mm)の透過波面
動物の脳神経などの観察目的にはCLHシリーズのレンズが最適です。レンズと組織の距離(Working Distance、WD)や、適用波長、レンズ長さなど、各種カスタム対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。


弊社で従来より販売しておりますイメージングレンズは、主に内視鏡用途に最適化・設計されております。内視鏡などの用途では、内視鏡を使う際に観察しようとする組織と内視鏡先端の距離を作業者が調整できることから、中心部の解像度をできるだけ高くなるようにしております。
それに対して、"Free Moving Animal"、"in vivo"、蛍光イメージングに使用されるレンズでは、レンズを動物の頭蓋骨に固定してしまうと、組織とレンズ間の距離を調整することができなくなります。更に、観察すべき組織がレンズ端面のほぼ近傍(数百um)に位置しており、観察視野がレンズ直径により制限されます(レンズ直径が観察できる範囲とほぼ同義)。
そのため、弊社が日本板硝子株式会社の協力により、新たに開発したCLHシリーズのレンズでは、レンズ周辺の収差特性を調整し、レンズ面全面(~視野)を、出来るだけ、きれいで歪みの無い画像となるようにしています。
以下に、従来のイメージングレンズと、蛍光イメージング用レンズの収差特性を参考に示します。